東京大学の茂木健一郎教授と池上高志教授の研究室から、ライブ配信を行いました。
私たちは今後も共同研究を続け、「心の静寂」というアプローチに対する科学的理解と社会的な認識を深めていきます。
脳イメージング技術と科学的分析を活用することで、マインド・ワンダリングの減少を追跡することが可能になっています。集中力を深め、一方向の思考を育むことで、マインドフルネスから安定した心、そして最終的には雑念や揺らぎのない心の静寂へと至るプロセスを明らかにしつつあります。
また、トークとQ&Aでは、マインドワンダリングを減らし「心の静寂」を育むことが、後帯状皮質(PCC)やデフォルト・モード・ネットワークなど、特定の脳領域の活動や休止とどのように関わるのかについても議論が交わされました。これにより、自己の認知における脳の働きを理解する新たな道が開かれつつあります。
スイスと日本の科学的な協力が、「心の静寂」に関する先駆的な研究をどのように切り拓いていくのか、今後の展開にもぜひご注目ください。