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心の静寂を探求:All Here、IPEG 2024に参加

Exploring the Silent Mind: All Here at IPEG 2024
2024年11月30日

心の静寂を探求:All Here、IPEG 2024に参加

 
トルコで開催された国際薬物脳波学会(IPEG)の年次会議にて、All Here瞑想研究所は、瞑想と脳の理解を変える画期的な研究を発表する機会をいただきました。この会議は2024年11月21日〜24日までイズミル経済大学で行われ、世界中の専門家が集まり、神経科学と瞑想科学の最新の進展について議論を深めました。
All Hereのチュオン・ゴー博士は、ANT Neuroのフランク・ザノウ氏と共に、20年以上にわたり瞑想を深めてきた実践者の脳活動に関する研究成果を発表しました。研究の焦点は、「静寂瞑想」「ジャーナ瞑想」という二つの主要な瞑想伝統にあり、その結果は驚くべきものでした。
最新のEEG技術を用いた研究により、瞑想が脳に与える変化について、新たな理解が得られました。
  • 後帯状皮質(PCC)におけるアルファ波の抑制は、リラクゼーションから深い集中、明晰な意識状態へ移行する際の重要な指標であることが確認されました。
  • 静寂瞑想の最中には、目を閉じていてもアルファ波の活動が目を開けている時と同程度まで低下しました。これは、心の目で見るように、内なる世界に強く集中していることを示唆しています。
  • アルファ波抑制の深さは、高度な瞑想状態の質と強さを示す要因となり、静寂を基盤とした実践を測る手がかりとなる可能性があります。
これらの成果は、高度な瞑想がもたらす深い意識変化を明らかにし、「心の静寂」を体験する意味に新たな洞察をもたらします。
この研究は、チュオン・ゴー博士、ライオネル・ニューマン博士、クリストフ・ミシェル教授、モニカ・スタシティテ、フランク・ザノウ博士、エルキン・ベクらチームの尽力によって実現しました。さらに、テーラワーダ仏教の熟練実践者の脳活動研究を可能にしてくださったサマタ・トラストに、心から感謝申し上げます。その実践は、今回の知見を明らかにするうえで欠かせないものでした。
国際薬物脳波学会(IPEG 2024)で得られた知見は、始まりにすぎません。瞑想が脳に与える影響をさらに理解していくことで、心の明晰さ、集中力、そしてウェルビーイングを高める新たなアプローチへの道を切り拓いていきます。これらの成果は科学的な理解を豊かにするだけでなく、瞑想の持つ変革の力を私たち全員に探求させるものです。今後も「心の静寂」という驚くべき現象を探究し、瞑想科学をより身近なものにしていく私たちの取り組みに、どうぞご期待ください。
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