この夏、All Hereの瞑想研究チームは、サマタ・トラストが主催し、著名なポール・デニソン博士が指導するリトリートに参加しました。ウェールズの静かな田園地帯で行われたこのリトリートでは、ヨーガヴァチャラの瞑想、すなわちテーラワーダのジャーナ実践として知られる伝統が中心となりました。深い集中力と繊細な神経作用で知られる流派です。
リトリートでは、高度な経験を持つ実践者を対象に、EEGを用いたQM(瞑想の数値化)セッションを行いました。初期の分析では、熟練者は深い集中状態へ速やかに至ることが確認され、アルファ波の抑制とインフラスロー波の増大が見られました。これらの結果は、瞑想の神経的特徴に関するデニソン博士の先駆的研究を、さらに後押しするものとなっています。
さらに、1964年からロンドンやケンブリッジでこのグループを指導してきた、93歳の元タイ僧ナイ・ブーンマン氏との出会いは、特に心に残るひとときでした。長年にわたる献身と深い智慧は、研究チームにとって、瞑想実践とその先にある可能性を見つめ直す大きな気づきとなりました。
ポール・デニソン氏、ナイ・ブーンマン氏、そしてサマタ・トラストの皆さまからの温かいご指導と歓迎に、心より感謝申し上げます。こうした導きは、科学とテクノロジーとともに瞑想を広めていくというAll Hereの歩みを、さらに力強く支えてくれています。